第1ラウンドは29パット。この日は26パットと、江戸崎カントリー倶楽部・東コースのグリーンと相性が良い阿部裕樹(日本大学3年)が、5バーディ・1ボギーの68をマーク。8位タイから首位と1打差の2位に順位を上げた。
この日の阿部は、スタートの1番で幸先良くバーディを奪うと、8番では5メートル、10番2.5メートル、12番2メートルとバーディチャンスをことごとく決めて見せた。15番はティーショットを左のラフに打ち込みボギーとしたが、最終18番も4メートルを沈めた。「グリーンの傾斜が読めている」と豪語する阿部。ドライバーの平均飛距離は265ヤードと他の選手に見劣りするが、「パット・イズ・マネー」という格言とおり、好調なパッティングが阿部のプレーを支えた。
連覇を狙う大田和とは同期。その大田和に1打差の2位にも「彼についていかないと」と謙虚に笑う。「自分はグリーン周りのラフからのアプローチが苦手なんです。この2日間は、そのようなライからのアプローチが殆どない。明日のスコアはティーショットでいかにフェアウェーを捉えて、パーオンができるか」と、虎視眈々と逆転を狙う。
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