昨日まで通算1オーバーパーと苦しんでいた亀井美博(東北福祉大学4年)が、7バーディー・1ダブルボギー67のベストスコアをマーク。通算4アンダーパーにスコアを伸ばし、16位タイから4位に順位を上げて、明日の最終ラウンドに臨む。
「ショットが荒れた」という亀井は3番で3メートルのバーディーパットを決めるも、5番でティーショットを林に打ち込むミスでダブルボギーを叩く。前半は8番でバーディーを奪い、イーブンパーで後半に入ると、「パッティングに助けられている」と振り返るとおり、12番で6メートル、14番で3メートルのバーディーパットを決めて見せた。圧巻は15番。2打目をグリーン奥のバンカーに打ち込んだ亀井は、ピンまで20ヤードのこのショットを直接放り込むチップインバーディー。「あのバンカーからチップインなんて…まぐれですけど。正直、気持ちも波に乗れた」17番で1.5メートル、18番では8メートルを決めて、7バーディーを奪った。
亀井は2002年の日本ジュニア男子12~14歳の部に優勝しているが、その後、全国大会の優勝から遠ざかっている。久しぶりのチャンスに、「最終学年だし、残り1日頑張るしかありません」と、気合を入れなおす。「この3日間、毎日ダブルボギーを1つずつ叩いている。ゴルフに“たら・れば”は禁物だけど、これがなければという気持ち」と3日間、江戸崎CCを攻略しきれていないもどかしさを見せる。「明日こそはダブルボギーを叩かないように。首位とは5打差もあるので、最終ラウンドは攻めていきます」と、力強く語った。
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