日本アマとの2冠を狙った宇佐美祐樹(日本大学2年)だったが、第2ラウンドを終えて通算4オーバーパーと、苦戦していた。それが、昨日は69。最終ラウンドは、4連続を含む1イーグル・7バーディー・3ボギーの66と圧巻のプレーでベストスコアを叩き出し、溜飲を下げた。しかし、時既に遅し。同期でライバルの大田和に8ストロークの大差をつけられての4位タイで2冠達成はならなかった。
前半の不調を「コンディショニング作りをミスってしまい、2日間は身体が思うように動かなかった」と悔やむ宇佐美。今日は「良い意味で開き直って」プレーして、実力を示したが、課題が残る4日間だった。「今までは、スウィングの調子を上げ
ることを第一に考えていたけれど、この試合でコンディショニングの大切さを思い知らされた」と、ため息をつく。
「心・技・体」ではなく、「体・心・技」。4位タイと不本意な成績に終わった日本学生でも、貴重な教訓を得た宇佐美だった。
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