「最後の日本学生。明日は攻めるしかありません」そう言ってスタートした亀井美博(東北福祉大学4年)は、言葉とおりのスタートを切った。
1番パー5で残り210ヤードの2打目を5番ウッドで放つと、これが30センチにつけてイーグルスタート。このまま一気にスコアを伸ばすかと思われたが、昨日まで亀井を救ってきたパッティングが、最後の最後で決まらない。チャンスにつけながらもバーディを奪えない亀井は8番でボギーを叩き前半で1つしかスコアを伸ばせず、後半も1バーディ・1ボギー。この日71でホールアウトし、通算5アンダーパー4位タイに終わった。
「1番のイーグルで今日はいけると思ったのですが、ことごとくパットが入らなくて…」同伴競技者も「亀井選手のパットがもう少し決まっていれば、ビッグスコアになったのに」と話すほど、この日の亀井はグリーンで苦しんだ。最後のチャンスを掴みきれなかった亀井は、「正直、悔いが残ります。1日目と2日目に、もっとスコアを出せていれば…」と唇をかむ。大学卒業後は、プロ入りを目指す亀井。この悔しさをバネに次のステージで更なる飛躍を期待したい。
|