新里の関西女子学生4連覇の夢を打ち砕き、初優勝を果たして日本女子学生に乗り込んだ園田絵里子(立命館大学3年)が2日続けて73にスコアをまとめ、通算2オーバーパー。首位と4打差の6位タイと好位置につけている。
「ショットが左右にぶれて、苦しいプレーです」と苦渋の表情を浮かべる園田。その言葉とおり、2番バーディの後、3、4、6、7番でボギーとスコアを落とす。前半は8番でバーディを奪ったものの、2オーバーパー。後半は12番の1バーディのほかは、パーを積み重ねる我慢のプレーを見せた。
「2日間、耐えるゴルフで、精神的に疲れています」と、弱気を見せる園田。それも得意のショットが不安定だからだ
ろう。「クラブの芯に球が当らないのです。関西女子学生が終わったあと、短い休暇をとったんです。そうしたら、リズムが狂ってしまったのか、ショットが定まらなくて…」と首をかしげる。体調を考えてとった休みがショットの調子を崩すとは、わからないものだ。「パッティングの調子はいいので、ショットさえ戻ってくれば…」と逆転優勝に僅かな期待を寄せて、練習場へ足を向けた。
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