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競技報告
【27年前の日本アマチュアチャンピオン金本が69のエージシュート達成で首位発進】
第1日 競技報告:JGA 写真:JGA
大山四郎(新千葉CC)
中村清(水戸GC)
1982年度日本アマチュアゴルフ選手権、1996年度日本シニアゴルフ選手権を制した大物ルーキーが3つ目の日本タイトルに王手をかけた。

5日後の11月14日に70歳の誕生日を迎える金本勇(岡部チサンCC)は、今から28年前の日本アマチュアゴルフ選手権競技に初出場していきなり2位に食い込むと、翌年1982年には関西アマを制した勢いでその年、2度目の日本アマでそのタイトルを手にする。アマチュアゴルフ界を牽引する存在として一躍脚光を浴びた。
1995年に初参戦した日本シニアゴルフ選手権でも、その鮮烈なデビューを彷彿とさせるプレーで2位タイに入り、同じく翌年には2つ目の日本タイトルを奪取した。
選手を苦しめる無数のマウンド

そして、鳴り物入りの初参戦となった本選手権でも、3つ目の日本タイトルに向け、好スタートを切った。

「今日がぶっつけ本番で、一切練習ラウンドをしておらず、リンクスコースでのプレーも初めて」という金本は、「とにかくキャディさんの言う通りにプレーするよう心がけたら、それが効を奏しただけ」と謙虚に話した。出だしの10番こそセカンドショットをグリーンオーバーしてラフに打ち込んでボギーとするも、11番、13番でバーディを奪って1アンダーで迎えた16番パー3。「17~18mも残ってしまって、これは3パットだなと思って打ったのに遼くんみたいにガコンって入っちゃった。この年になるとそんな勢いのあるパットの入れ方はあんまりしないものなんだけどねぇ」と、3つ目のバーディを奪うと、その勢いのまま続く17番でも残り130ヤードのセカンドショットをぴたりとつけて連続バーディを奪い、トータル2アンダーでハーフターン。

5番で5つ目のバーディパットを決めてバック9も1アンダーパー・35とスコアを伸ばし、大会18ホール最小スコアタイとなる3アンダーパー・69でホールアウト。ルーキーながら、その圧倒的な存在感を示した。3アンダーパー・69はエージシュートも達成だが、これについては「9月にも68で回ったから…」と、本人はいたって気にかけていない様子。
「これくらいの年になると、誰でもショットはどうしたって曲がります。だから、皆さんアプローチとパッティングでスコアをまとめることに長けてくる。私もまさにそんなゴルフですが、今日はグリーン上のキャディさんの指示が凄く的確で、助かりました。」と最後まで、謙虚なコメントを残した。
明日の最終日に向けても「タイトルとかではなくて、30年以上一緒に戦ってきた大山四郎さん(新千葉CC)や、中村清さん(水戸GC)ら仲間と楽しくゴルフがしたいだけです」と、3つ目の日本タイトルを目前にしてなお、泰然とした姿勢を崩さない。

明日、永年トップアマチュアとして君臨してきた大物ルーキーが新たな称号を得るのか。各地区グランドシニアチャンピオン達も好位置につけており、優勝争いが見物だ。

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