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競技報告
【チームジャパン・ジュニアの福田が3アンダーでチームを牽引】
第1日 競技報告:JGA 写真:JGA
チームジャパン・ジュニアメンバーながら本選手権の代表に抜擢された福田真未。試合前夜、「昨年のネイバーズトロフィーやジュニアオープンの雪辱を期して、チーム内でもトップのスコアを出したい」と語った福田は、その言葉通り、4バーディ・1ボギーの3アンダー・71とスコアをまとめ、チームを牽引した。

しかし、スタート前、昨年の両選手権とは全く異なる雰囲気が福田を飲み込み、1番ホールのグリーン上で「こんな経験したことがない」とパターを構える両手の震えが止まらなかった。それでも、「皆ナイスショットでスタートして行ったから、自分も絶対パーで出て行かなくちゃ」と、何とか震える手を押さえてパーパットをねじ込む
と、その後も緊張やプレッシャーと戦いながらもパーを積み重ねていった。
そして海に向かって打ち下ろしていく左ドッグレッグの6番(428ヤード・パー5)。5番ウッドで放ったセカンドショットはピン奥4mのイーグルチャンスにつき、これを外すもこの日初のバーディを難なく獲ると、続くNirwana Bali GCの名物ホールでもある7番(144ヤード・パー3)でも、8番アイアンでピン横1.5mにぴたりとつけて連続バーディ。前半を2アンダーで折り返した。

このまま波に乗るかと思われた10番ホール、未だ緊張の取れない福田のティショットは左へ大きく引っ掛けて、あわやOBのピンチが訪れた。しかし、二宮コーチの指示の下、しっかりと3打目をグリーン手前にパーオンさせ粘り強くパーをセーブし、スコアを簡単に崩さない気持ちの強さと成長振りを見せた。12番こそ、パーパットを打ち切れず3パットのボギーとしてしまったものの、上がりの15番、16番では更に連続バーディでスコアを伸ばし、個人6位タイとチームに貢献した。

チームベストスコアをマークしたものの、当の本人は不満顔。「コースを考えたら、ゴルフの内容はオーバーパーでも仕方ないです。フェアウェイウッドがぶれてしまって不安だったけど、ホールアウト後の練習で感覚を掴めたので、明日は自信を持って、攻めるところは攻めて更にスコアを伸ばしたいです。目標はあくまで60台です。」と、明日、首位の韓国に1打でも迫るべく更なるスコアメイクを誓った。

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