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Championship Reports
競技報告
【大槻がフォアサム・シングルスで2勝、小平は最後で自滅し惜敗】
第2日 競技報告:JGA 写真:JGA
大槻 智春
キャディと喜びを分かち合う大槻
‹○大槻智春 4&3 ●Brendan Smith›

午前のフォアサムで念願の1勝を挙げて波に乗った大槻は、前半の冴えをそのままに次々と3~5mのミドルパットを沈めていく。対するSmithはそんな大槻を相手になかなか調子が上がらず、8番では3パットのボギーで大槻の3upとする。それでも攻撃の手を緩めない大槻は続く9番ではピン手前から6mを沈めて、4upでハーフターン。
これでSmithも気勢を削がれたのか、ターン直後の10番、11番とボギーを叩き、更に2ホールを大槻に進呈してしまう。ドーミーホールとなった13番。「ドーミーになった途端に、急にすごく緊張してしまって…6upもしてるのに正
悔しさのつのる小平
直負けるかと思いました」と心中を明かした大槻は、パーで分けても勝てるこのホールを7mからまさかの3パット。リードをひとつ減らし、5upで迎えた14番では「昨日のカナダ戦で、最後にとんでもないところからバーディパットを入れられて、少しトラウマになっていたのかも知れませんが、Smithの気迫が凄く伝わってきて怖いほどでした」と、なんとSmithがチップインバーディを奪う。
慌てて気合を入れ直した大槻は、15番できっちりとパーで分け、4&3とフォアサムに続いて本日貴重な2勝目を挙げた。
昨日大金星を逃して悔しい思いをした大槻は、「追い上げられたので、勝った時は本当に嬉しくて、思わずキャディーに抱きついてしまいました」と一瞬、彼らしいあどけない一面も見せたが、「でも、途中まで勝てそうだったのに最後の最後で、チームとしてオーストラリアに敗れて悔しくてたまらないです。明日はもう、どんなに勝っていようと負けていようと、最後まで集中力を切らさずに、きっちりと良い終わり方で2勝して、チーム3位に貢献出来るよう頑張ります」と、すぐに勝って兜の緒を締めた。

‹●小平智 3-1 ○Daniel Beckmann›

昨日はパッティングの不調から出入りの激しいゴルフで接戦を落とした小平。堅実なプレーに努めたいところだが、今日も波の激しいゴルフとなった。
オーストラリアアマチュアのランナーアップであるDaniel Beckmannを相手に、スタートから先に2mのバーディパットを沈めてリードした小平だが、続く2番では3パットのボギーですぐにオールスクェアに。淡々とパーを積み重ねるBeckmannに対し、7番でボギー、8番でバーディと1人波のあるゴルフで接戦を演じる。
オールスクェアで迎えた後半では、10番地点で雷による30分のサスペンデッドとなった。実は、この時点で日本チームはオーストラリアに1ポイントリードをしており、優勝争いにまだ望みを繋いだかと、日本チームはにわかに色めき立った。
しかし、11番でまたも自らボギーを叩いて1ダウンとすると、上がりのホールで一気に調子を上げてきたBeckmannに14番、15番で連続バーディを奪われ、最後は17番で自滅のボギーを叩き3&1。この瞬間日本チームの勝利はなくなった。

「自分では、接戦で良いプレーが出来ていたと思ったんですが、それはストロークプレーの感覚であって、実際マッチの内容は、相手はノーボギーなのに、自分で取って、落として…と独り相撲をしていたんだと思います。結局、勝負どころの15番で絶対に入らないような難しいラインの7mを入れられて17番で自滅。これがマッチの戦い方で、怖さなんでしょうね」とうなだれる小平。「昨日も感じましたが、ショットの精度や飛距離は遜色ないので、ある程度出来るという自信はつきましたが、勝負どころの勘とパッティングは足元にも及ばないということがマッチプレーだからこそ感じることが出来ました」と冷静に分析するも、「でも、勉強にはなりましたが、悔し過ぎます!明日は持ってるものを全てぶつけるつもりで36ホール戦い抜きます」と、最終日に向けて闘志を燃やす。

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