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[国際競技]
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JGA National Team Official Supplier |
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【宇佐美はまたも最終18番で勝利を逃す】 |
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‹宇佐美祐樹 AS Matthew Giles›
共にチームNo.1同士の戦いとなった最終組は、日本アマチャンピオンの宇佐美と、昨年、南カリフォルニア大学を全米大学対抗戦で優勝に導いた立役者のMatthew Gilesとの対戦。実はこの2人、宇佐美の日本代表デビュー戦であった2006年の世界ジュニアゴルフ選手権で顔を合わせていた。その時は、直前の日本アマで高校生ながらセミファイナリストとなった宇佐美は、体力不足から7位タイと振るわず、Gilesがランナーアップの藤本佳則に9打の大差をつけて優勝をさらっている。そんな実力者2人の顔合わせは、周囲も固唾を呑んで見守る展開となった。
スタ
ートの1番ホールでは、力の入ったGilesがOBを打ち宇佐美が1upとするも、4番ではGilesがバーディを奪い、オールスクェアに。「シングルスではとにかくボギーを打たないように心がけていました」と話す通り、1ホールの重要性を誰よりも知っている2人のマッチは、お互いにバーディ逃がしでパーを積み重ねるハイレベルな戦いとなった。
「12番まではお互いにバーディチャンスが決まらないパーが多くて、我慢しながらも良い緊張感でプレー出来ました」と両者一歩も譲らぬ試合が動いたのは13番。ずっとパッティングの感覚に苦しんでいた宇佐美がついにピン右奥5mからのバーディチャンスをものにすると、そのまま14番でもバーディパットを決めて2up。勝負あったかと思われた。
しかし、直後の15番で、「後半ショットが荒れてしまって…」と距離感のずれた宇佐美のセカンドショットは難しいピンの奥に10mオーバー。この下りのラインで3パットのボギーとしてしまった宇佐美は、流れを完全に引き寄せることが出来ずに、勝負の行方は最終18番ホールへ。1upの宇佐美は、引き分ければ勝利となるが、さすがにGilesも先にバーディパットを沈め宇佐美にプレッシャーをかける。「18番は最初からバーディじゃなければ勝てないと思っていました」とこちらもバーディを狙いに行った宇佐美のグリーン手前からのアプローチは、昨日も涙を飲んだ難しい下りのラインを残すピン奥についた。この2mのバーディパットを入れ返すことが出来ずに、まさかのオールスクェアとされた宇佐美は、「最後で思い通りのプレーが出来ないのは、精神的なものですね。まだまだ詰めが甘いです。昨日も痛感したはずなのに、また同じ上がり3ホールの怖さを思い知らされました」と、悔しさを滲ませた。
しかし、チームキャプテンという双肩の重みに耐え、「明日はともにカナダとオーストラリアに敗れているニュージーランドとの対戦ですが、どこよりも強いチームだと思って戦います。特に18番ホールをクリアしてみせます」と、最後の決戦に向けて顔を上げた。
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