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[国際競技]
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JGA National Team Official Supplier |
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【シングルスを全勝し、チーム3位に貢献した大田和】 |
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<○大田和桂介 5&4 ●Peter Spearman-Burn>
1日目のカナダ戦では昨年度の世界ジュニアチャンピオンで世界アマ個人戦2位のEugene Wongを4&3、2日目のオーストラリア戦はニュージーランドアマ優勝のMatt Jagerを1UPで退け、日本チームでただ一人シングルスで2勝を上げて好調さをアピールしている大田和桂介。3 位入賞がかかった3日目の対戦となったニュージーランド戦でも、宇佐美と組んだフォアサムで「一度もペアを組んだことがなかったけれど、プレースタイルが一緒で、プレーしやすく、お互いにコミュニケーションもとれてリラックスしてプレーできた」と、3&2と危なげな
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く勝利を収め、シングルス全勝を賭けて、午後のPeter Spearman-Burnとの対戦に臨んだ。
「シングルスで日本チームの最後を任されて緊張していましたが、昨日の勝利で自信が持てたし、誰が来ても負けない、負けてはいけないと思っていました。自分の中で、自分のゴルフをしっかりすれば、負けないと言い聞かせてプレーしました」という、大田和。その言葉とおり、悩みのない思い切りの良いプレーで対戦相手のPeterを寄せ付けないプレーを見せた。1番で30センチのバーディを決めて先行すると、4番3メートル、5番4メートル、6番2メートルと3連続バーディを奪い、一気にPeterを突き放す。7番の相手のボギーで5UPまで差と広げた大田和は、8番でPeterが思わず「クレイジー」とこぼす14メートルのバーディパットを沈め、前半で6UPとほぼ勝利を決めて見せた。
後半も磐石の内容のプレーを続けた大田和は5&4の大差でPeterを下し、シングルス全勝を収め、日本チーム3位入賞に大きく貢献した。「今日は、自分でも出来すぎの凄く良いゴルフが出来た。相手も良いプレーヤーで、グリーンを外してもアプローチで寄せてきたのですが、僕が先に長いバーディパットを決めたので、相手にゴルフをさせることなく、試合を終えることが出来ました」と満足げな笑みを浮かべる。この3日間、大田和のプレーは持ち前の安定感に加え、勝負ところのパッティングをしぶとく決めて見せた。「長いパットがよく決まりました。日本学生で勝ったときもそうだったですが、もともと、長いパットが入りだすと止まらない感じがあって。ラウンドを重ねるごとにグリーンの状態を把握することが出来、今日もラインを迷うことなく、タッチをあわせるだけに集中して打つことが出来ました」と、3日間のプレーを振り返る。「海外の選手は、勝負ところになると、どんなピンチでもパーで凌いで、チャンスを全てものにする高い技術と精神力を持っている」と、チームに貢献した大田和だが、世界の技術力の高さに驚きを隠せない。しかし、その強豪相手にシングルス全勝の結果を残した大田和は、宇佐美とともにチームリーダーとしての役割を充分に果たしてきた。
昨年の日本アマで頭角を現し、日本学生優勝、日本オープンローアマチュアと一気にトップアマチュアの地位に上り詰めた大田和だが、「36ホールを3日間戦い抜く体力。これは海外の選手と日本人に大きな差があると思う。自分が最後に今までで一番良いプレーが出来たのは、厳しいトレーニングの効果が出たからだと思う。でも、思い通りの球を打てないことも多かったので、これからも自分に妥協することなく体作りをしていきたい」と、世界と自分との差を分析する。大田和のプレーにも通じる冷静さと、妥協を許さないゴルフへの姿勢が、これからの大田和の一層の成長を約束している。
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