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競技報告
【1イーグル・4バーディを奪うもスコアメイクに苦しむ福田も+13】
第2日 競技報告:JGA 写真:JGA
8番のアンプレヤブルで痛恨のトリプルボギー
「慎重になりつつも最初でスコアを伸ばして楽にしたい」と話していた福田真未(沖学園高2年)だが、思惑とは逆に出だしからボギーの先行する苦しい展開となった。
2ボギーの後の6番パー3では125ヤードをピッチングで6mにつけ、バーディを奪うが続く7番でパーオンを逃すと30ヤードのアプローチを大きくオーバーし、3パットでダブルボギーとするなど、前半を3オーバーで折り返した。なんとか持ちこたえようとバーディを奪いに行きたい福田だが、予測不能の風に翻弄されてアイアンショットのブレに苦しみ立て直すことが出来ない。「パーオン率が低すぎて、アプローチも寄らなくてはスコアにならないですよね」と、13番から4連続
バンカーから川へ打ち込む
ボギーを叩くと、最終18番ではグリーン左のガードバンカーからのアプローチがグリーンオーバーして川へ。2つ目のダブルボギーで、通算3バーディ・7ボギー・2ダブルボギーの8オーバーパーの28位タイと大きく出遅れた。

第2ラウンドの前にリーダーボードを確認した福田は、「バーディも取れていたし、2アンダーまでで回れればまだ戦える」と、気持ちを入れなおしてスタート。前半を1オーバーとまずまずのスコアでターンすると、3番のパー5では、残り200ヤードから7番ウッドでグリーンの左エッジに2オンさせるとこの8mのスライスラインをねじ込み、イーグルを奪い、一気に1アンダーまでスコアを伸ばした。「残り6ホール。このままいけば目標の70は大丈夫」そう思った矢先の4番パー3でグリーン左からのアプローチをダフって大きくショートさせるとパーパットはカップのふちをなめて止まった。
これでけちがついたのか続く5番でも8mから3パットの連続ボギーとして、迎えた7番ホール。午前の第1ラウンドで、セカンドショットのショートからダブルボギーにしたイメージが、福田のクラブ選択を迷わせた。「練習ラウンドからずっと、ショートして手前からのロブショットのアプローチが寄らない、というイメージがあって、迷ったけど距離を合わせに行ったんですが…」と、迷いながら放ったショットは打った瞬間に「大きい!」と思わずクラブを手離す程の当たりで、グリーン左奥のブッシュへ飛び込んだ。これを1打で出すことが出来ずに結局アンプレヤブルを宣言し、ホールアウト目前で痛恨のトリプルボギーとして万事休した。

「フェアウェイが狭い上に、マウンドが多いのでほんの少しの落としどころの違いでブッシュに入ってしまったり、砲台グリーンや変わらない景色のせいかセカンドショットの距離感が全く掴めなくて…グリーン上でもショートパットが全然入らないし、イーグル・バーディを奪っているのにスコアに繋げられませんでした。」と、不満の残るラウンドとなった。
「経験を結果に変えたい」と話していた福田。「日本のジュニアチャンピオン」の肩書きが福田の双肩に重くのしかかる最終日、真価を問われるラウンドとなりそうだ。

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