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競技報告
【Jutanugarnがまたも女子として初チャンピオンの快挙】
第3日 競技報告:JGA 写真:JGA
ランナーアップL.Beck(ISR)
福田(左)と加藤
2009年度(第9回)デュークオブヨークヤングチャンピオンズトロフィーは、現地10日、スコットランドのDundonald Linksにて最終ラウンドを行った。
スコットランドでは稀な快晴無風の絶好のコンディションで迎えた最終日、昨日まで寒さと風に翻弄されていた各国のジュニアチャンピオン達はここぞとばかりにスコアメイクを図った。しかし、グランドコンディションは未だ全快せず、湿りきった長いラフとコース内に点在するポットバンカーやブッシュに思うようにアンダーパーを出せずに、優勝争いは混戦模様を極めた。

最終組が皆、オーバーパーで苦しい展開を続ける中、最終2組前から抜け出したのは、昨年のジュニ
Moriya Jutanugarn(THA)
アオープンゴルフ選手権
で大会史上初の女子チャンピオンとなった若干15歳のMoriya Jutanugarn(THA)。今年の世界ジュニアゴルフ選手権でも、個人2位・団体2位に入り、好調を維持したまま現地入りしたJutanugarnは、9番パー4で残り100ヤード地点からセカンドショットを直接カップインさせるスーパーイーグルで、1イーグル・3バーディ・3ボギーの70のベストスコアをマークし、トータル2オーバーパー・218ストロークで、本選手権でも大会史上初の女子チャンピオンとなる快挙を成し遂げた。

1打差の2位には、同じく昨年のジュニアオープンでシルバーカテゴリーを制したLaetitia Beck(ISR)。昨年の本選手権では、最終日にスコアを崩して優勝を逃しただけに雪辱を期して臨んだが、またも目前で戴冠を逃し悔し涙を飲んだ。
続く3位にはカナダのRichard Jungと並んで、Camilla Hedberg(ESP)、4位にはPerrine Delacour(FRA)が入り、女子選手が上位を独占する形となった。
閉会式では、Jutanugarnが「女子選手が男子選手に勝てることを示すことが出来て嬉しいです。これからは女子の時代ですね」とジョークを交えて喜びを語った。次の目標は来年、広州で行われるアジア大会。日本のメダル獲得に向け、新たな強豪が現れた。

なお、日本から参戦した加藤龍太郎(作陽高1年)は、やっと本来のプレーを取り戻し、3バーディ・3ボギーのイーブンパーでホールアウト。トータル13オーバーパー・14位タイで選手権を終えた。
昨年のジュニアオープンに続き、2度目の英国での選手権参加となった福田真未(沖学園高2年)は、今日もアプローチパットに苦しみ、2バーディ・3ボギーの+1とスコアを落とし、トータル14オーバーパー・16位タイと不完全燃焼のままコースを後にした。

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