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Championship Reports
競技報告
【福田は今日も+1とスコアを伸ばせず16位タイ】
第3日 競技報告:JGA 写真:JGA
「今日のコンディションでスコアを伸ばせないと…天候は怖いほど良かったのに、自分の内容が悪すぎました」と不本意なまま終わりを迎えた福田真未(沖学園高2年)。
「風もなかったので、今日は少なくともアンダーパー、出来たら60台で回らなければ上位進出は果たせない」と、高い目標を自分に課してスタートした福田だが、「最後はやっぱりパッティング。また痛感させられました」と、なかなかバーディチャンスをものに出来ないもどかしい展開となった。

イーブンパーのまま迎えた7番パー4。第1ラウンドではダブルボギー、第2ラウンドではトリプルボギーと、福田にとってまさに鬼門となっているこのホール。練習ラウンドを含め
ると4回目の挑戦となったセカンドショットはまたも30ヤードショートしたが、これをサンドウェッジで1.5mに寄せ、苦手意識を払拭するかに思えたが、このフックラインのパーパットを読みすぎたのかわずかに外してボギー。3日間でトータル6オーバーと、魔のホールとなってしまった。
しかし、昨日のようにそのまま気持ちを切らすことはなく、踏みとどまる福田は、「310ヤードしかないので女子にとってはチャンスホール」と話していた12番パー4で、残り95ヤードのセカンドショットを1.5mにつけると、今度こそこれを沈めて念願のバーディ。続く13番でも、103ヤードから同じく1.5mにつけ連続バーディを奪う。このまま勢いに乗りたい福田だが、続く14番では2.5mを決められずに3連続バーディはならなかった。
「昨日よりは大分パーオン率も上がったんですが、アプローチが寄らないのでやっぱりパーオンしなかったホールは悉くパーセーブ出来なくて…」と、次の15番パー3で、ティショットをダフって40ヤードもショートすると、サンドウェッジでロブショットぎみにアプローチして2.5mまで運ぶも、これを入れられずにボギー。17番パー4でも、残り154ヤードのセカンドショットを7番アイアンで右手前に20m残すと、3mの返しのパーパットを決められずに3つ目のボギー。結局この日も1オーバーパー・73とスコアを縮められずに、トータル14オーバーパー・16位タイと課題の残る結果となった。

「国際試合を経験する度に、課題が増えます。日本のように綺麗なライ、綺麗なグリーンからばかり練習していては海外のコースでのトラブルからのリカバリーは出来ないと思いました。正直、日本のコースでは1ヤードの誤差はカバー出来てしまうんですが、今回のようなマウンドの多いコースではその1ヤードで次のショットが全く違う位置からになってしまうし、その打ち分けが出来る精度がなければパーセーブすら出来ないと痛感しました。」と、試合に出場する度に、練習内容を自分なりに変えて取り組んできた福田ならではの、細かな今後の課題が出て来た。
それと言うのも今回初の女子チャンピオンに輝いたJutanugarnの存在が大きいようだ。「去年ジュニアオープンで彼女が勝った時は、正直インパクトの強い選手ではなかったし、そこまで気にも留めなかったんですが、たった1年で世界ジュニアでの2位や今回の優勝等、次々に実績を挙げてきて、年下ということもあって…本当に悔しいです。3ラウンドで12打差。この12打差を埋めなくては…次に試合で会う時には絶対負けたくないです」と、唇をかみ締めた。

昨年から数々の国際試合を経験し、この夏には全国高等学校選手権を制して念願の全国優勝のタイトルを手に入れた。3年前からチームジャパン・ジュニアメンバーとして活動してきたが、地道なトレーニングがやっと最初の蕾をつけ、自分でも成長を感じられていただけにそんな自分への期待もあったであろう。彼女にとっては、今回は決してその期待に応えられる内容ではなかったことは想像に難くない。しかし、その自分自身への期待に応えてくれるのは、また明日から続く地道な努力だけである。今日のこの悔しさを肥やしに、いつの日か、その努力が結実し大輪の花を咲かせる日が来ることを切に願う。

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