土岐香織(富士C可児C)は名古屋商科大学4年生。69のスタートに「ショットはかなり乱れていましたが、アプローチがいいところにいって、パットがポコンと入っちゃいました。しのぎのゴルフといいたいところですけど、実際はツキのゴルフでした。内容からすると、この結果はできすぎというべきでしょうか?」
グリーン上でラインが読み切れなかったときに頼りになったというのは、キャディーをかって出てくれた同級生の中川元成だった。ゴルフ部の仲間でもあり、日本アマへの出場経験もある。二人三脚でのトップタイ発進だった。
一方の葭葉ルミ(大平台CC)は千葉日大第一高校の3年生。ゴルフを始めたのは小学3年生からで中学
進学時には「父親にゴルフ部のある学校にいけ、と勧められた」というが、実際に進学したのは地元中学で、しかも入部したのはバスケットボール部。「友達がみんな地元中学にいくというので、自分も同じように進みました。親より友達をとってしまったっていうやつでしょうか」と、茶目っけたっぷりに話してくれた。3年生で引退試合があり「これで後はゴルフに熱中しようって決めていました。でも、最後の試合で右足骨折。やっちゃいました」
高校に進学してからゴルフに専念、ティーチングプロにもついて練習した。バスケットボールで鍛えた下半身のバネを生かして飛ばす。昨年はベスト32に1打足りずにマッチプレー進出を逸している。
「なので、ことしはマッチプレーに進んで、できればベスト8を狙いたいと思って大会に臨みました。69は、自己ベストタイです。こんなビッグな大会でこのスコアはできすぎでしょう?いや、実力だって勘違いしておいた方がいいのでしょうか?」
できすぎか否か。その答えは、第2日まで待つとしよう
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