3アンダーパー・141で2位タイ通過の宮澤亜衣(フェニックスCC)は、昨年8月から米国フロリダ州のブラデントンに留学中。日本女子アマに出場するため九州女子アマの前に一時帰国し、同アマで15位タイになって本大会への出場権を獲得した。
第1日は3アンダーパーでトップタイ。第2日はパープレーにまとめてのベスト32進出だった。
「ショットの調子がいいので、午前中の風も気になりませんでした。チャンスも多かったのですが、パッティングがちょっと…。もっと伸ばせたと思います。それだけが口惜しいラウンドでした」
その足で練習グリーンへ。懸命の調整だ。
「ボール1個分ラインからずれてしまうんです。打ち
方の問題ではなく、ライン設定の間違いだから、気持ちの問題だと思います。ストレート気味に強めにヒットすれば解決できると感じていたので、それを早く確認したかった。もう、大丈夫です!」
大会後には、再び渡米してブラデントンの学校と、ゴルフアカデミーでの生活に戻る。このアカデミーは、宮里美香が腕を磨いたところでもある。そして、宮澤もまた、宮里の後を追うように今年のQスクール受験を予定している。
「日本女子アマは、これが最後になると思います。留学で自分を客観的に見られるようになったのが、成長といえるでしょうか。それをマッチプレーにも生かしていきたい。パッティングを修正できたので、もう、気持ちはマッチプレーに向けて完全に切り替わっています」
2位タイ通過ということで日本女子オープンゴルフ選手権(9月30日~10月3日=茨城・大利根CC)への出場権が与えられた。アマチュアとして最後の大舞台を自分の手で手繰り寄せた宮澤に花道が用意されることになった。
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