地元北海道ではただひとりマッチプレーに進出した藤田光里(北海道連盟)。
1回戦の対戦相手は、同じナショナルチームの比嘉真美子(本部高2年)で、ハイレベルな戦いとなった。先手をとったのは藤田で前半9ホールを終えたところで3upとした。ここまで、両選手合わせてボギーは1ホールだけ(2番=比嘉)で、バーディでなければアップできないという展開だった。インにターンするとき、藤田は後半に向けて気を引き締め直していた。
「(ナショナルチームの)先輩は、後半、絶対にまくってくると思っていました。だから、気持ちで負けないようにしなければ…」
その読みどおり、比嘉が2バーディ。藤田も粘って17番を終えた
時点でまだ1upとリードを保って18番のドーミーホールを迎えることになった。そして、このホール、藤田は確実にパーオンしてバーディパットを残していた。比嘉は第2打をグリーン近くまで飛ばしていた。そして、第3打。これがチップインでオールスクエアに。勝負はエキストラホールに持ち越された。
19ホール目。パーオンした藤田は、ファーストパットで「バーディを狙いにいって」1.5メートルも打ちすぎ。返しのパットも外す痛恨の3パットで比嘉に勝利をプレゼントする格好になった。
「やっぱり、先輩は強かったです。自分が中学生だったときから、凄い人だなあ…と思っていましたけど、今回の直接対決で改めてその強さを再認識させられました。特に精神面の強さと自己コントロールは学ばなければと思いました」
4年連続出場で初のマッチプレー進出だった藤田だが、1回戦で惜敗した。
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