2010年度(第52回)日本女子アマチュアゴルフ選手権競技は、第4日目、準々決勝4マッチが行われた。
1番最初にベスト4に名乗りをあげたのは、プレーオフからマッチプレー進出を果たした久保宣子(グロワールGC)。ベスト8の8名の中で最年少の中学2年生、森田遥(坂出CC)を相手に、前半9ホールで4upと終始リードを保ち、ドーミーホールとなった15番ホールで80cmにつけた森田に対し、8メートルのバーディパットを先にねじ込み、4&3でベスト4入りを決めた。
なお、久保の23歳9ヶ月は、マッチプレー方式を取り入れた2000年のベスト4の最年長記録(酒井千絵=23歳1ヶ月)を初めて更新した。もし
、決勝まで駒を進めることになれば、更に最年長決勝進出者の記録(2003年古谷京子=21歳10ヶ月)も更新することとなり、若年化の著しい昨今の女子アマゴルフ界、「年長者」に括られてしまう選手層の大きな励みとなることであろう。
また、逆にベスト4進出者の最年少記録のかかっていた柏原明日架(宮崎大淀CC)も、東浩子(津山GC)を相手に3&2で勝利を収め、2004年に宮里美香が記録した14歳8ヶ月を3ヶ月更新した。
これで、準決勝は久保と柏原の顔合わせとなり、どちらが勝っても記録のかかった見どころある戦いとなった。
もうひとつの準決勝は、青木瀬令奈(白水GC)を3&2で退け、3年ぶりの決勝進出のかかる酒井美紀と、21ホールに及ぶ森井菖(大阪学院大学高)との接戦を制した土岐香織(富士C可児C)の顔合わせとなった。
準々決勝に引き続き、準決勝の2マッチがスタートし現在プレー中。
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