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競技報告
【準々決勝で涙を飲んだ選手たち】
第4日 競技報告:塩原義雄 写真:Gary Kobayashi
酒井に敗れた青木(右)
森田 遥
森井菖(大阪学院大学高)
土岐香織(富士C可児C)とのマッチは18ホールで決着せずにエキストラホールへ。21ホール目でティーショットをバンカーに打ち込んで致命的なボギーを叩いてしまった。
「初の日本女子アマだったので、最初は出られただけでうれしかったのですが、マッチプレーに進んでモチベーションが上がってきました。1、2回戦を勝ち上がったときには、こうなったらいけるところまでいこうって。今日も前半は2ダウンでしたけど、いつかチャンスがくると信じて集中がとぎれませんでした。13番、15番とバーディーを決めてオールスクエアにしてからは、勝ちたい気持ちも強くなって、自滅だけはするまいと思っていま
21Hで力尽きた森井
柏原に逆転負けを喫した東(奥)
した。21ホール目にそれをやってしまったのが悔やまれます。負けるのって、こんなに口惜しいことなんですね。何かが自分の中に芽生えたように思います」

青木瀬令奈(白水GC)
酒井美紀(いわきGC)との対戦で10番を終えたところで1ダウンと競り合ったが、その後は1ホールも返せずに3&2で姿を消すことになった。
「今日は、ショット、パットともに全体的に冴えなくて、終始相手ペースの展開にしてしまいました。先にリードされて、4番でいったんはオールスクエアにしましたが、ついに一度もリードすることがなく、ずるずると負けてしまいました。マッチプレーなのにストロークプレーのような、しのぐゴルフになってしまったのが、最大の敗因です」

東浩子(津山GC)
1、2番をとって2upと絶好のスタートを切ったが、柏原明日架(宮崎大淀CC)に口惜しい逆転負け。
「1、2番をとったのですが、柏原さんのミスに助けられただけで、2ホールとも自分は短いパットを決められなかった。だから、アップしているのに、気持ちは盛り上がらなくて、逆に自分を精神的に追い込んでしまった気がします。その後も納得のいくショットを打てていたのに、勝負どころのパッティングを決められず、柏原さんをペースに乗せてしまいました。昨年は、姉(東香里)が決勝までいったので、自分もその気になっていただけに口惜しい。でも、ベスト8で日本女子オープンに出られるのは、楽しみです。昨年は、姉のキャディーをやり、女子オープンの難しいコースセッティングの中で自分もプレーしてみたいと強く思いました。それができることになったのは、本当に楽しみです」

森田遥(坂出CC)
久保宣子(グロワールGC)に4&3で敗退。今大会ベスト8進出選手の中で最年少の森田が、同最年長の久保に挑む格好だったが、ゲームは久保ペースで進行した。
「得意のアプローチショットで寄せられずに、苦しいゴルフになってしまいました。大会が始まって、一番悪い状態でした。今大会は2度目の出場でマッチプレーまで進むことが目標だったので、それが達成できたのはうれしかったのですが、ゴルフの内容には満足していません」

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