2010年度(第52回)日本女子アマチュアゴルフ選手権競技は、最終日を迎え、36ホールによる決勝戦と昨年より導入された18ホールによる3位決定戦が行われている。
6年連続出場で、2007年にはランナーアップとなった酒井美紀(いわきGC)と、宮里美香の持つ最年少優勝記録のかかる柏原明日架(宮崎大淀CC)の注目の決勝戦は、前半18ホールを終えオールスクエアで両者一歩も譲らず、後半へ。
出だしの1番、2番ホールを柏原が取り、一方的な展開になるかと思われたのもつかの間、4番、5番を酒井が奪い返し、すぐにマッチはオールスクエアに。その後も、柏原が1upになると、酒井が取り返す熱戦となった。特に、2番、7番のパー5でリードを奪った柏原に対し、酒井が5番、8番、13番のパー3で追いつくという途中展開に加え、柏原1upで前半を折り返すかと思われた18番パー5をついに酒井が奪いオールスクエアで後半へ、という流れも興味深い。
昨日の準決勝で、その柏原と接戦を演じ、最終18番で惜敗した久保宣子(グロワールGC)と、2回戦でメダリストの森美穂(ゴールド福井CC)を破った土岐香織(富士C可児C)による3位決定戦は、1番、2番を土岐が奪うも5番で久保がひとつ返して土岐1upのまま膠着状態が続いたが、12番でついに久保がオールスクエアに戻し、試合が一気に動いた。14番、15番、16番とお互いにホールを取り合う熱戦は、土岐の1upで最終18番ホールへ。引き分けても勝ちの決まる土岐が、2メートルのバーディパットを沈め、2upで3位となった。
なお、決勝戦は、この後インターバルを挟み、残り18ホールが引き続き行われる。
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