「第95回日本アマチュアゴルフ選手権競技」は明日6日、愛媛県の愛媛ゴルフ倶楽部で第1ラウンドがスタートする。開幕を明日に控えた5日には出場選手が練習ラウンドを行い、入念にコースチェックに勤しんでいる。四国で初めての日本アマの会場となった愛媛ゴルフ倶楽部は、丘陵地帯に27ホールが展開する四国を代表するコースで、今大会ではプリンスコースとキングコースが使用される。適度なアップダウンがあるコースは、フェアウェイ幅も狭められており、ティショットをミスすると深いラフが出場選手を待ち受ける厳しいセッティングが施された。優勝には正確なショットと5日間の長丁場を乗り切る体力が求められる厳しい戦いになりそうだ。
今大会で注目を集めるのは、10人目となる連覇を狙う宇佐美祐樹(鷹)と昨年準優勝の伊藤誠道(湘洋中学3年)。宇佐美は、全英アマでベスト16入りを果たすなど順調な仕上がりを見せている。一方の伊藤も関東アマで2位入賞するなど着実に成長を続けており、昨年の雪辱に期待がかかる。この他、強豪が揃う関東アマを制した小平智(鷹)、昨年大会3位で今年の中部アマ優勝の川村昌弘(福井工業大学附属福井高校2年)、2008年、2009年の日本学生を連覇した大田和桂介(日本大学4年)らJGAナショナルチームメンバーも虎視眈々と優勝を狙う。また、プロツアー競技でも上位成績を残している浅地洋佑(鷹)、悲願の優勝を狙う田村尚之(呉)らの実力者、日本シニアオープンで3度のローアマチュアを獲得している﨑山俊紀(今治)、昨年の日本ミッドアマ2位の小川貴大(サンセットヒルズ)の地元勢の活躍にも期待がかかる。韓国からはナショナルチームメンバーの中心選手として先のネイバーズトロフィーチーム選手権にも出場したMeen Whee-Kimとアジアンアマチュアチャンピオンシップで優勝し、今年のマスターズ出場を果たしてアジア太平洋地区ナンバー1プレーヤーとの呼び声も高いChang Won-Hanの2名が出場。2008年大会を制したBi-O Kim以来の韓国勢優勝を狙う。
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