日大2年生の本間大稀(ユニ東武)は、2番ホールで5メートルのバーディパットを沈めて迎えた4番ホール(200ヤード・パー3)で、生まれて初めてのホールインワンを達成した。「でも、実は、ボールが入ったところを見ていないんですよ」と照れくさそうに語った。5番アイアン。打った瞬間、ややトップめに当たった。
「ボールが落ちたところまでは確認したのですが、すぐにトップめだったし、ティペグを拾うために下を向いていたら、入った!って言われて(笑)」
その運を彼はうまく後半に引き継いだプレーをした。前半、3アンダーでターンして後半、11、13番ホールとバーディを奪った。17番ホールでボギーとしたものの、通算4アンダーパーの68で首位と1打差の2位タイにつけた。
ゴルフは、10歳から始めた。両親の影響でもなんでもなく、幼稚園時代から通っていたスキー教室の先生に勧められはじめたのだという。冬はスキー、夏はゴルフという時期を中学3年まで過ごした。「でも、だんだんゴルフのほうがとても面白くて、熱が入ってしまいました(笑)。それにゴルフは、同じ年代の人だけでなく、いろんな年代の人と一緒に回れるのが、とても好きなんです」と照れる。いちばん苦手なのはパッティング。その苦手なパッティングが、今日は好調だったという。
「明日は、またパープレーを目標にして回ります」という本間に、明日、どんな運がついてくるのだろうか。
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