2010年度第95回日本アマチュアゴルフ選手権競技は7日、愛媛県の愛媛ゴルフ倶楽部で第2ラウンドを行った。イーブンパーまでに42名がひしめく大混戦でこの日を迎えた選手たちは、明日からのマッチプレーに進出するために上位32名の枠を目指し、必死のプレーを見せた。メダリストに輝いたのは3アンダーパー7位タイでスタートした小袋秀人(日本大)。小袋はこの日68をマークして通算7アンダーパーでホールアウト。2位タイの藤本佳則(東北福祉大)と大田和桂介(日本大)に1打差をつけて、初のマッチプレー進出をトップ通過で華を添えた。なお、2位タイまでの上位3名は、愛知カンツリー倶楽部で開催される日本オープンゴルフ選
手権競技の出場資格を得た。一方で、マッチプレー進出者32名を決める争いは、今年もプレーオフに持ち込まれた。通算1オーバーパーで30位タイになった5人から3名が通過するプレーオフは1ホール目でボギーを叩いた嶋本友我(名張)が脱落すると、2ホール目にパーセーブした藤田大(皐月・佐野)と時松源蔵(筑紫ヶ丘)が通過。残り1人の枠をかけて高柳直人(千葉県アマチュア協会)と加藤龍太郎(岡山県作陽高校)の2人が3ホール目に入った。2人の争いは加藤が4メートルのバーディパットを外したのに対して、高柳が1.5メートルのバーディパットを沈めて決着。高柳が最後1人の枠に滑り込んだ。大会連覇を狙った宇佐美祐樹(鷹)は通算12オーバーパーで123位タイに終わり、マッチプレー進出は果たせず、連覇の夢はついえた。
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