2オーバーパーの59位タイで第2ラウンドをスタートした櫻井勝之(鷹)がこの日ベストスコアとなる66でホールアウト。通算4アンダーパーにスコアを伸ばして6位タイでマッチプレー進出を果たした。今年の関東アマで26位タイに入り、初めて日本アマ出場を果たした櫻井。第1ラウンドは、ショットは悪くないものの「ジュニアもミッドもシニアも出場している日本アマの独特な雰囲気に飲まれてしまって…特にパッティングが思うようにならなくて」74と思わぬ不出来に終わっていた櫻井。昨日は3パットが3回もあり、どうにか2オーバーパーでホールアウトしたのが現実だった。しかし、マッチプレー進出がかかった今日は、昨日のパットの不出来が嘘のように3メートルほどのパットが次々に決まった。10番ホールスタートの櫻井は、11番(パー5)でバーディを奪うと、続く12番(パー3)で3メートルを沈めて連続バーディ。16番では好調なショットで50ヤードの2打目を30センチにつけてバーディ。18番(パー5)でも狙い通りスコアを伸ばし前半で4つスコアを伸ばした。「本当に調子は悪くなかったし、これぐらいのスコアは出せると思っていた」という櫻井は、後半も1番(パー5)でアプローチを寄せてバーディ。6、7番ではこの日2度目の連続バーディを決めた。ボギーは8番の1ホールに抑えてこの日、7バーディ・1ボギーの66で順位を一気に6位タイに上げて、初の日本アマでマッチプレー進出を決めた。櫻井は昨年、明治大学に進学してからリーグ戦でのマッチプレーは「負けたことがない」という。「マッチプレーは得意です。でも、嫌いなんです」と苦笑いを見せる。「相手が目の前にいるマッチプレーには強いんですが、嫌いです。でも、ベスト8には残りたい」櫻井がその目標を果たした先には、日本オープンが待っている。
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