通算5アンダーパーで4位タイでマッチプレー進出を果たした中西直人。「今日は、パッティングのタッチがとても良くて、難度かピンチに立たされた場面もあったのですが、自分で、パッティングのタッチがいいんだから、焦らないでいこうと決めてプレーしていました」
出だし10番ホールから、ドライバーショットは、乱れ気味だった。11番でボギー。けれども12番をナイスパーで切り抜けてリズムを取り戻したという。
「これまでの自分のプレーは、どうしても自分をセーブしきれないで失敗することが多かったんです。それがゴルフに対する考え方を変えて、視野を広げてプレーすることができるようになったんです」と中西は言った。
そ
の背景には、一人のキャディの存在があった。丸山茂樹など一流選手の専属キャディをしていた杉沢伸章さんが、中西の将来性に惚れ込んで、数ヶ月前からキャディをすることになった。この試合で2回目。
「一人じゃ立て直せない場面が、これまで多かったのですが、そんな僕を後押ししてくれる存在です。コースマネジメントも、いままでの僕の回路では思いもつかなかった幅を感じます」と言った。
「マッチプレーは、大好きなんです。明日からがとても楽しみです」彼の笑顔は、とても素直だった。
|