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競技報告
【1回戦・敗れ去った選手たちの一言②】
第3日 競技報告:三田村昌鳳 写真:Gary Kobayashi
稲森佑貴
25ホールとエキストラ7ホール目で決着がついた、熱く長い戦い。敗れたのは稲森佑貴だった。
「いい勝負だったと思います。でも、ほんとに手強い相手でした。向こうがかなり粘ってくるし……。こっちが攻めていけば、向こうもすかさず攻めてくる。向こうが、ラフに入っても、そこからOKの距離に寄せてくる。僕も、負けじと踏ん張ったのですが……。最後は、グリーン手前のラフまでいけばいいと思って打った第2だが、バンカーまで届いて、アゴの近く。相手は、バーディをとりに来るという状況。ですから勝負をかけた1打だったんです。それが薄く入ってホームランでした」今回で日本アマ2度目。マッチは初めての経験だった。「マッチは、凄く面白いですね。来年は、もっと残れるように頑張ります。」あどけなさが残る高校1年生の瞳は、敗れてなお輝いていた。

時松源蔵
「力不足です」と悔しそうな顔をする時松源蔵。「大田和さんは、やはり強いですね。特に、勝負どころの3~5メートルの距離のパッティングは、外しません。僕に足りないところは、いっぱいありますけど、やはり、勝負どころのパッティングだと思いました」

伊藤誠道
「10メートルほどの距離を、4,5度も入れられて……」と声にならない。悔しさが溢れているという雰囲気の伊藤誠道。「来年は、もっと成長してきます」といってコースを去った。

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