ドライバーが右に左に曲がる。左へのミスがとまらない。そんな状況でもスコアをまとめてきたのが、比嘉一貴(具志川中3年)だ。10番からスタートして、11、16、18番でバーディを奪い、3アンダーパーでターンした。さらに1、2番でもバーディ、3番(502ヤード パー5)では第2打、残り220ヤードを5番ウッドで打ち、3メートルに2オンして、見事にイーグルを獲る快進撃だった。ティショットが悪かった反面、「100ヤード以内がよかった」ことで救われた。
しかし、7アンダーパーまでスコアを伸ばした比嘉だったが、内心は「いつ崩れるかわからない」と恐々としていた。その不安が的中するかのように、4番、7番でボギーを叩いてしまった。
それでも「逃げることは考えていなかった」と、若者らしくプレーは前向きである。明日も「大丈夫でしょう」と、明るい。
この日アンダーパーをマークしたのは、比嘉と伊藤誠道の2人だけ。しかもその2人が5アンダーパー68で首位に並んでいる。3位とは5打、開いた。「今日はアンダーパーで回れて上出来でした。優勝を狙いたい」と比嘉は好スタートを切った。あと2日間のプレーが楽しみである。
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