「目標は、3日間とも安定したゴルフでパープレー」と言っていた武尾咲希(会津学鳳高校1年)が、2アンダーパーの70でトップに1打差の2位でスタートした。「第1ラウンドがいいと2日目がダメとか、逆に第1ラウンドに叩いて2日目に好スコアとか、波が大きいのが自分のスタイルになってしまっていたので、この試合では、とにかく安定したスコアを並べたいんです」
1番ホールからのスタートで9番まで全てスコアカード通りのパーを並べた。そしてインにターンした10番(パー3)で初バーディを奪うと、12、14番、さらに17番とチャンスを作り、しっかりと決めて4アンダーパーまでスコアを伸ばしていた。残るは最終18番パ
ー5ホールだけ。ここで、トラブルを招いてしまった。
ティショットを右林に打ち込み、脱出を試みた第2打もまだラフの中。3打目もまだラフ。4打目でもグリーンをとらえられず、5打目のアプローチショットをトップさせて寄せられずに2パットのダブルボギー。2アンダーパーに後退してしまった。
「せっかく波に乗れたのに、最後でドタバタやってしまいました。悪くてもボギーではおさめられたし、そうしておかなければいけなかった。今日は、1日の中で大波を作ってしまいましたが、スコア的には目標以上だったので、残る2日間も安定したゴルフが続くように気持ちを引き締めていきます」
18番ホールでイーグルを決めてトップに立った鈴木とダブルボギーで2位となった武尾。この高校1年生コンビの2日目以降も注目したい。
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