1番ホールスタート最終組でティオフした高校1年生の鈴木麻綾(いなべ総合学園高校1年)が4バーディ・3ボギーの1アンダーパーで迎えた最終18番(パー5)をイーグルで締めくくり、69をマークして首位に立った。
ドライバー飛距離250ヤードだという鈴木は、このホール、会心のティショットを放ったあと、3Wでの第2打でグリーンをとらえた。ホールまで7メートル。これをしっかり沈めてのイーグルであった。鈴木がパッティング練習で意識しているのは「ストロークし終わっても、絶対に下を向いたままの状態をキープすること」という。18番ホールでは、それができた。だから「カップインしたのは耳で確認しました」
好調
さをうかがわせるのは、18番のイーグルだけではない。4つのパー5ホールで1イーグル・2バーディと荒稼ぎした。しかも、9番ホール(493ヤード)でも2オンに成功している。
中学1年生で本格的にゴルフと取り組み始めて、3年生になって急激に伸びた。昨年の全日本女子パブリックゴルフ選手権で2位に入り、自信もつけた。このときの最終ラウンドが69。この日の69は、それ以来の自己ベストスコア・タイであった。
トップ発進については「目標は10位以内…というつもりでいましたから、ちょっと出来すぎの気もします。明日からも1打1打ていねいにプレーしていきます。答えは、その先にあると思います」
考え方もしっかりしている。
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