霞が関カンツリー倶楽部・東コースの名物ホールとして知られる10番パー3で境原がホールインワンを達成した。深いバンカー越えの砲台グリーンで177ヤード。境原が手にしたのは4番アイアンだった。ショットはピンに向かってまっすぐに飛んでいった。残念ながらティインググランドからではピンの根元は見えない。応援にきていた父親から聞かれる。
「入った?」
「わからない」
短い会話の後、グリーンへと向かった。ボールは見当たらなかった。このホールの模様を撮影していたカメラマンに「カップの中だよ」と教えられ、のぞいてみると、なるほどボールはそこにあった。小学1年生で始めたゴルフ。ホールインワンは、初め
ての経験だった。このホールインワン以外は3ボギーでスコアは1オーバーパーの73。4位タイのスタートとなった。
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