練習テーマがスコアに直結していたのが北村響だ。小学校3年生で始めたゴルフ。この1年間は「100ヤード前後のショット精度を高める」をテーマに打ち込んできた。
「パー5ホールで、だいたいそのくらいの第3打が残る。だから、そこからピンを狙えるようになるとバーディをとれる確率が高くなると考えました」
11番までパーを重ねたあと、12番パー4ではバンカーに打ち込んでボギー、15番では1.5メートルのパーパットを決められなかった。この2つのボギーを17、18番の連続バーディで取り返してのパープレーだった。17番はピンまで100ヤード、18番パー5は同90ヤードのショットをPWでそれぞれ3メート
ル、1.5メートルにつけての連続バーディだ。
昨年は関西ジュニアゴルフ選手権競技で優勝、今年の日本女子アマチュアゴルフ選手権競技ではベスト32入りしている。年々レベルアップしている女子中学生のゴルフ。多くの選手が「目標は優勝です」と明言する。北村もまた、そのひとりである。
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