1アンダーパーの71で第1日のトップに立った西村美希(墨田区立寺島中3年)は、プレーでも好スタートを切っていた。1番で5メートルの下りラインを決めると、2番ではさらに長い13メートルの下りラインが決まって連続バーディ。さらに4番パー3ホールではカラー部分から20メートルもの距離からパターでカップインさせた。
この後、8、12、13とショットを乱し、いずれもバンカーに苦しめられてのボギーで4番までの貯金を使い果たしてしまったが、17番パー4で、この日4個目のバーディを奪ってアンダーパーでのホールアウトとなった。
西村は、昨年(17位タイ)に続いての本大会出場で、今回は優勝を目標に練習
とトレーニングを重ねてきた。早朝のランニングを終えて学校へ。授業後は練習場で打ち込み、帰宅するとマットを使ってのパッティング練習。そしてランニングで1日を締めくくる。
ゴルフを始めたのは小学3年生のときだった。「姉がゴルフをやっていて、練習についていくようになって自分もボールを打ち始めた」という。この姉というのが西村有希。現在はプロ2年目の21歳だ。ジュニア時代は、本大会の常連であった。この姉妹、よく一緒にラウンドする。そして、姉は、妹のよきアドバイザーでもある。
「暑さに負けないように1打に集中して、優勝を狙いたいです」
姉にうれしい報告をしてビックリさせることを夢見ている。
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