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競技報告
【「明日は絶対に60台で…」異口同音の柏原明日架と高橋恵】
第2日 競技報告:塩原義雄 写真:JGA
高橋恵
注目の高橋恵(佐久長聖中2年)と柏原明日架(宮崎市立東大宮中3年)は、通算5オーバーの149でトップの西村に5打差の5位タイに並んでいる。ともにインからのスタートで、高橋はいきなり連続ボギー。柏原はバーディ発進と対照的な展開だった。

「うわっ、どうしよう…って感じで、焦りました」と高橋。14番パー5のバーディで落ち着くかに思えたが、続く15、16番でまたもや連続ボギー。その後は2バーディを奪って盛り返したが8、9番で、この日3度目の連続ボギーを叩いて75。通算5オーバーパーでのホールアウトとなった。

一方、バーディ発進の柏原は、14、18番のパー5でもバーディを加えていった。16番
柏原明日架
パー3ホールでのボギーがあったものの、前半は2アンダーパーの34でクリアして通算2オーバーパーにまで浮上した。ところが、アウトにターンして暗転する。1番で右林に打ち込んでダブルボギー。2番はフェアウェイ中央の狭いエリアに「最高のティショット」で同組の選手たちが第2打にユーティリティクラブを手にした中で、ひとり異次元のアプローチウェッジを手にした。ピンまで90ヤード。いったんは54度のウェッジを抜き出したが、50度に持ち替えた。これが裏目にでてグリーンをキャリーで越えてしまった。またもやダブルボギー。

「2ホール続けてミスするな。ミスは1ホールで立ち切り、気持ちを切り替えろ。というのが父親の教えなんですけど、やってしまいました」それでも、3番からはパーを続け、最終9番パー5をバーディで締めくくって最終ラウンドにつなげた。

二人のスーパー中学生は「明日は、絶対に60台でラウンドします!」と異口同音のセリフを吐いた。その最終ラウンド、両選手は最終組の1組前で直接対決することになった。172センチの高橋、168センチの柏原。飛距離には自信を持つ大型プレーヤーが、どんな追い上げを見せるのか注目だ。

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