3打差2位の保坂真由(北本市立東中3年)、4打差3位タイの北村響(彦根市立南中3年)は、1ホールでの大叩きが悔やまれた。保坂は5番パー5での9。北村は14番パー5での8がもったいなかった。
保坂の5番ホールは、ティショットを右バンカーに打ち込んだところから始まった。ユーティリティクラブでの第2打を引っ掛けて左林の松の根っこに。横のラフに出しての第4打は松の枝に当たってポトリと落ちてまだラフの中。第5打はフライヤーとなってグリーンを、はるかにオーバー。そこからのアプローチショットはクラブヘッドがボールの下をくぐり抜けてショート。7打目で1メートルに寄せたものの、このパットを押し出して決めら
れずにスコアカードに「9」と書き込まなければならなかった。このホール以外は2バーディと安定していたのだから、ことさら悔やまれる「9」であった。
3位タイの北村は14番ホールでの「8」。ティショットを保坂と同じようにバンカーに打ち込んだのがつまずきの始まりだった。難しいライから5Wで強引に攻めて左の林に。横のラフに出すだけで、そのラフからの4打目が、また左の林に。5打目でもグリーンは狙えずにまたもや脱出するだけで精一杯。6打目でようやくグリーンに乗せて2パット。
「打てども、打てどもグリーンは遠く、途中で何打目だかわからなくなりそうでした」北村が、この大叩きの最初の原因となった引っ掛かかるティショットを修正できたのは、アウトにターンするインターバル。待ち時間を利用してウェッジを2本鷲掴みにしての素振りを20回も繰り返した。「切り返しのタイミングが早くなっていることに気付いたので、うまく修正できました」という後半は3バーディ、2ボギーの35にまとめて3位タイに踏みとどまった。
「明日は、みんな伸ばしてくると思うので、私も思いっ切り攻めていきます」
第2日とは逆の、グリーンが近く感じるゴルフで巻き返しを図る。
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