第1ラウンドにトップに立った西村美希(墨田区立寺島中3年)が、第2日も安定したゴルフで首位の座を守った。第2日に自分に課したテーマは「ボギーを減らすこと」だったという。前日は4バーディを奪ったものの、3ボギーもあった。
「いきなりノーボギー目標では、自分にプレッシャーをかけてしまうでしょうから、昨日より減らせば合格ということにしました」ところが、インからスタートして10番パー3でいきなりボギー。13番でもティショットをバンカーに打ち込み、それが目玉状態になる不運もあってまたボギー。この段階では「ちょっと焦った」という西村だが、ここからのプレーこそが、耐えるゴルフを身上とする本領発揮だった
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8番パー5でグリーン左サイドのバンカーからの第3打こそ寄せ切れなかったが、5メートルのパットを沈めてバーディにすると、アウトにターンした後半はスコアカード通りのパープレー。2日間通算イーブンパー・144ストロークで2位に3打差とリードを広げていた。テーマにしていた「ボギーを減らす」も前半の2ホールだけで、自分に合格点をつけた。
「2日間、それなりのゴルフがきちんとできているので、あしたもパープレー目指して自分のゴルフに徹します」 角膜炎でコンタクトレンズが使えず近視用の眼鏡をかけてのプレーが続いている。汗でボールの行方が見にくくなるというハンディがあっても、慌てずにマイペースをキープしている。3日間トップを守っての完全優勝なるか。
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