「最近、アドレスがスクウェアに取れずに悩んでいた」という佐藤絵美(東北福祉大学1年)。前半はアドレスの不安が的中したかのように1番でティショットを左に曲げてボギーを叩くなど、1オーバーパー。しかし、後半になって「少し自分で調整をしてみたら、すっきりと構えられるようになった」と不安が薄れると、10番で130ヤードのセカンドショットを9番アイアンで1メートルにつけてバーディ。13番でボギーを叩いたものの、15番では5メートル、最終18番もティショットを左バンカーに打ち込みながら、残り170ヤードを5番アイアンで2.5メートルにつけるナイスショットを見せて、バーディフィニッシュ。4バーディ・3ボギーの70。1アンダーパーは首位と1打差の2位と好位置だ。
今年、大学に進学して初の日本女子学生に、「今日、同じ組でプレーした2人はタイトルも獲っていらっしゃるし…」と緊張したようだが、「少しでも先輩達の技術を学びたいと思った」と、謙虚な心でプレーに専念したのが奏功した。「まだ1日が終わっただけ。ゴルフは何が起こるかわからないし、最後まで気を抜かないように」と、好スタートに改めて気持ちを入れ替えていた。
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