通算1オーバーパーで単独首位に立った大堀薫(大阪学院大学3年)は、「なかなかチャンスが決め切れなくて」と疲れた表情を見せた。
スタートの10番でティショットを左のラフに入れてボギーを叩くと、直後の11番では6メートルのフックラインをねじ込み、すぐにスコアを戻す。しかし、大堀はここから苦労の連続を迎える。15番ではティショットを左バンカーに打ち込んでボギー。18番では短いパーパットを外してボギーを叩き前半を2オーバーパーで終える。
このままズルズルとスコアを落とすかと思われたが、「18番のボギーで、逆に自分がしっかりしなくちゃと気合いを入れなおした」後半は4番でボギーを叩いたものの、
6番と8番で4メートルのバーディパットを決めて、この日1オーバーパーの72。
「地元開催ですから、チャンスはものにしたい」と語る大堀。全国大会での優勝経験がないだけに、明日はプレッシャーがかかりそうだが、「東選手も本当に強いし、学ぶ気持ちでプレーしたい。できれば、アンダーパーを出したいけれど、欲張らずに」と無欲で初優勝を狙う。
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