2010年度(第17回)日本グランドシニアゴルフ選手権競技は9日、岐阜県の岐阜カンツリー倶楽部で第2ラウンドを行った。イーブンパーの首位タイに5人が並んで迎えた第2ラウンドは、曇天で時折強い風が吹く厳しいコンディションの中、優勝争いも混沌とした。終始試合をリードしたのは青野章。青野は前半で通算1オーバーパーと粘りのプレーをして2位以下に2打差をつけて後半に進む。しかし、風が強まった後半になると、2位につけていた山本政実が得意のドライバーショットで青野を追走し、16番で青野がダブルボギーを叩いたのに対し、山本がバーディを奪い逆転。山本は、18番でボギーを叩いたものの通算5オーバーパーで初出場初優勝を果たした。なお、1打差の2位タイには石本信二と鍋井健三が入り、青野は通算7オーバーパー4位タイ。大会連覇を狙った金本勇は、通算15オーバーパーで23位タイに終わった。
|