2010年度(第32回)日本シニアゴルフ選手権競技が10日、桑名カントリー倶楽部で定刻8時に1番ホールから第1組、10番ホールから第17組がそれぞれティオフし、開幕した。
55歳以上の男子アマチュアゴルファー日本一を決する本選手権には、各地区シニアゴルフ選手権の上位成績者など120名が出場。3日間54ホール・ストロークプレーで雌雄を決する。
会場の桑名カントリー倶楽部は、日本を代表するコース設計家の一人、井上誠一氏の手により1960(昭和35)年に開場した、中部地区を代表するコースとして知られ、深い松林にセパレートされた18ホールはフェアウェイに緩やかなアンジュレーションがあり、ショットの正確性が求められる。2003年に日本女子アマチュアゴルフ選手権が開催され、現在プロゴルファーとして世界を舞台に活躍する宮里藍が悲願の初優勝を果たしたほか、2006年には日本シニアオープンゴルフ選手権競技の会場となり、激戦の末に中嶋常幸がシニアオープン連覇を成し遂げたことも記憶に新しい。
本年の大会には、ディフェンディングチャンピオンの諏澤一(笠岡)が大会史上6人目となる連覇を狙うほか、歴代チャンピオンの阪田哲男(袖ヶ浦)、大川重信(太宰府)、白井敏夫(総武)、杉田努(GMG八王子)、小林利治(豊田)らが2度目の戴冠を、また、先の日本史にオープンで4度目のローアマチュアを獲得した﨑山俊紀(今治)が悲願の初優勝を目標に熱戦を繰り広げる。
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