今年の中国シニアゴルフ選手権優勝の松本新語(久米)が、その実力を見せた。4オーバーパーの11位タイでスタートした松本は、この日10番ホールからティオフ。前半、12番(パー3)でティショットを右のバンカーに打ち込むミスでボギーが先行すると16番ではラフからの2打目がフライヤーとなりグリーン奥にこぼれてボギー。しかし、ここからが松本の真骨頂だった。9番(パー5)では残り約100ヤードの3打目で9番アイアンを手にする。「フライヤーを計算しつつ、高い球でグリーンに止めた」と16番でのミスを取り戻すしたたかさをみせて、前半を1オーバーパーにまとめる。後半も1バーディ・1ボギーの粘りのプレーでこの日73。
通算5オーバーパーで2位タイグループに順位を上げた。「グリーンの固さにも慣れてきたよ」と表情を崩す松本。「今日は粘りのプレーが出来た。明日も粘り腰をみせたいね」と納得の表情を見せた。
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