首位と2打差の2オーバーパーでスタートした田村敏明(越後G只見道光高原)。「ショットが好調だった」という田村は、前半のボギーは9番ホールのみ。後半も10番(パー4)と18番(パー4)の2つにボギーを抑えて、この日75でホールアウト。通算5オーバーパーで2位タイと順位を守って、明日の最終ラウンドに逆転優勝に望みをつなげた。絶好の位置をキープした田村だが、「バーディを1つも取れなかったのが悔しい。17番もチャンスだったのに・・・」とその表情には不満の色が見られた。「ショットは良いけれど、このラフからのアプローチとパットがね」各選手が苦しむグリーン周りに、田村も苦戦している。本選手権2度目の出場にして初優勝のチャンスも見えてきたが、「自分は上位ベスト5。それを目標にしたい」と謙虚に語った。
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