最終組の1つ前で最終ラウンドをプレーした桜井延秋(新千葉)と松本新語(久米)が、ともに通算11オーバーパーで2位タイ入賞を果たした。
新調したドライバーがフィットして5打差の6位タイにつけていた桜井は、前半をスコアカード通りのプレーで36。この時点で首位の稲垣との差を3ストロークまで縮めていた。特に目を引いたのはパッティング。9番ではグリーン手前からのアプローチをピン奥2メートルと寄せきれずに下りの難しいパーパットが残ったが、これを慎重に沈めてパーセーブ。桜井は、このまま稲垣を追い詰めるかと思われたが、後半になって息切れ。11番(パー5)では、2打目をレイアップしたものの、球がディボットに入
る不運もあって、ボギーを叩いてしまい、粘りのプレーも霧散してしまった。「今日はパットがよかったよ。3日間、最後まで良いプレーが出来たし」と、納得の表情だった。
一方、首位と2打差の2位タイでスタートした松本は、前半で1バーディ・4ボギーとスコアを落としてしまった。「雨の影響はもちろんあったけれど、それよりも寒さがきつくて。ドライバーショットは良かったけれど、2打目の距離感が合わなくなってしまった」と悔しさを現すが、天気も回復した後半も3ボギーと粘りのプレーを見せてくれた。「今日のホールロケーションならスコアは伸びない。逆に上位もスコアを崩すだろうと思っていて、なんとかしたかったけれど、自分もスコアを落としてしまった」と残念がるが、「でも、最後まで粘り腰のプレーは出来た。自分のプレーは充分できたよ」と最後は笑顔で話してくれた。
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