2005年大会以来と2度目の本選手権出場を果たした村上敦(サンセットヒルズ)が5バーディ・1ボギー・2ダブルボギーの出入りの激しいゴルフながらイーブンパーにスコアをまとめて5位タイと好位置で第1ラウンドを終えた。10番ホールからティオフした村上は、いきなり6メートルの下りスライスラインをねじ込んでバーディ発進。しかし、直後の11番でティショットを林に打ち込みダブルボギー。続く12番では4メートルを決めてバーディとスタートから落ち着かないプレーだったが、この後、前半を1バーディ・1ボギーでパープレーで凌ぐと、後半に入り2、4番でバーディを奪い、2アンダーパーまでスコアを伸ばして迎えた7番(パー4
)に落とし穴が待っていた。バンカーショットをグリーンオーバーさせた村上は、アプローチも寄せきれず3パットのダブルボギーを叩いてしまう。それでも、残り2ホールをパーセーブで切り抜けてみせた。
「今日は、パットに助けられました。パットが良すぎました」と、安堵の表情でホールアウトした村上。「実は、パッティングのときにパンチが入ってしまうことが多くて。この試合を前に肩でスロトークするように調整してきた」のが奏功した結果。2度目の日本ミッドアマの舞台となっている飯能GCは、「ティショットの落とし場所によって、2打目でグリーンが狙えなかったり…グリーンは早いし、難しいです」と話すが、「グリーン手前から攻めること」が徹底できた今日のプレーには満足している。
競技ゴルフは24歳からと遅咲きのプレーヤーの村上。自営業で練習時間も殆ど取れないなか、今年の日本アマに続いての全国大会出場となる。四国アマでは9位の成績を残しているだけに、この日本ミッドアマでも上位入賞を果たしたいところだ。
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