2009年大会優勝の高橋雅也（川越）が、ベストスコアの69をマークして、3位タイに浮上してきた。10番ホールからスタートした高橋は、11番（パー4）でティショットを左の林に打ち込みボギーが先行したものの、12番で1,5メートル、13番では130ヤードのセカンドショットを9番アイアンで2.5メートルにつけて連続バーディを奪い波に乗る。16番（パー3）では、4番アイアンのティショットを低い球で打ったが、やや当たりが薄くグリーン手前からグリーンに転がりあがってピン手前1メートルに。「ラッキーだった」というこのホールでバーディを決めると、17番で2メートル、18番ではライが悪い状況の中で85ヤードの2
打目をピッチングサンドで80センチにつけて3連続バーディ。後半、風が出てきて気温が下がり、「体が動かなくなった」という高橋は1バーディ・2ボギーとスコアを伸ばせなかったが、この日3つスコアを伸ばしてみせた。
この日のプレーのキーホールは、14番。487ヤードのパー5で高橋は積極果敢に2オンを狙い、ピン上にグリーンオン。段の上から6メートルのイーグルチャンスは3パットでパーに終わったが、「攻めていくという気持ちの中での3パット。しょうがないと割り切れたし、あの2オンでその後も、もっと攻めのプレーをしよう」と気合を入れなおして好スコアにつなげた。「昨日の順位（14位タイ）から、なんとかして優勝争いが出来る位置に。最終組に近い順位に上げたかった」という高橋は、その思惑通り、明日は最終組でのプレーとなる。
「ここ飯能ゴルフクラブで勝ちたい」その強い気持ちで明日の逆転、大会2度目の優勝を狙う。
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