第2ラウンドで76とスコアを落とし、6位タイで最終ラウンドをスタートした正木仁(砂川国際)は、この日4バーディ・2ボギーの70とスコアを2つ伸ばし、通算1アンダーパーで3位入賞を果たした。ボギースタートとなった正木は、9番で7メートルのバーディパットを沈めて前半をパープレーで終えると、後半13番で残り20ヤードのアプローチを9番アイアンでチップインバーディとする。これで流れに乗るかと思われた直後の14番(パー5)でティショットを左に曲げて林に打ち込み5オン1パットの痛恨のボギー。「正直、いらっときた」という正木は、ここから必死の盛り返しを見せる。17番(パー5)では残り90ヤードの3打目をピッ
チングサンドで1メートルにつけてバーディ。最終18番では、「狙っていた」というバーディを決めてみせた。
「今日は、思いっきりプレーしようと思っていた。最後の連続バーディで関西ミッドアマチャンピオンの意地を見せられたかな」緊張感とプレッシャーの中で54ホールを戦い抜いた正木は、清清しい笑顔を見せてくれた。
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