2アンダーパーの3位タイと好スタートを切った松田唯里(芦原)と東浩子(津山)を、「パットが好調だった」と口を揃えた。
中部女子アマを制して本選手権出場を果たした松田は、1番3メートル、2番4メートルを決めて連続バーディでスタート。3、8番をアプローチミスでボギーとして前半はパープレーで終わるも、後半10番で4メートル、11番では7メートルを決めて再び連続バーディでスコアを伸ばす。
その後1バーディ・1ボギーで迎えた15番(パー3)によもやの落とし穴が待っていた。ユーティリティーの5番を手にした松田のティーショットは、左に引っ掛けてOBでダブルボギーを叩いてしまった。しかし、ここから
が中部女子アマチャンピオンの真骨頂。16番で2メートル、17番では「10メートル以上」というバーディパットをねじ込んで2アンダーパーでフィニッシュ。
「自分のラインの読みがぴったりだった」というパットに救われての好スコアに笑みを浮かべた。しかし、「ショットは全然よくなくて…」と一抹の不安も抱える。昨年初出場の本選手権では、41位タイでマッチプレー進出を逃した松田。中部女子アマを制した勢いに乗って、初のマッチプレー進出を決めたいところだ。
4度目の日本女子アマ出場の東は、5番ホールで15メートルのバーディパットを決めて前半を1アンダーパー。後半も10番で6メートルを決めてスコアを伸ばすと、14番でドライバーのミスからこの日唯一のボギーを叩いたが、最終18番で残り100ヤードのセカンドショットをピッチングウェッジで50センチにつけるスーパーショットで、3バーディ・1ボギーにスコアをまとめた。
「本当にショットが良くなくて。パットが入ってくれたので」と1日を振り返る東。本選手権初出場の2007年は81位タイに終わり悔し涙を流したものの、2008年大会でベスト32、昨年大会ではベスト8と一歩ずつ着実に前回大会を上回る成績を残してきた。4度目の日本女子アマ。前回を上回るベスト4、そして優勝に向けて、姉の香里の活躍とともに注目が集まる。
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