関西女子アマチュアゴルフ選手権で10位の成績を収めて本選手権初出場を果たした池田智廣(フィリピン)。
母国では、2008年にフィリピンレディースオープンを制したほか、同年のクィーンシリキットカップにフィリピン代表として出場するなどの実績を持つ池田。今日のプレーでは、その実力を充分に見せ付ける会心の内容だった。スタートの1番で1メートルのバーディを決めると、7番(パー3)では8番アイアンのティーショットが2.5メートルにつきバーディ。続く8番でも1メートルを沈めて連続バーディを奪って、前半を3アンダーパーで終える。安定したショットが光った池田は後半も10番で1メートル、12番(パー3)では
ピッチングウェッジのティーショットを1.2メートルにつけてスコアを伸ばす。
この日、唯一のミスは、17番(パー5)。パーオンの池田は、ピン奥6メートルのバーディチャンスを迎える。この下り傾斜のバーディパットをオーバーさせると、よもやの3パットでボギーを叩いてしまった。しかし、池田は気落ちすることなく、最終18番で4メートルを入れ替えし、6バーディ・1ボギーの67。5アンダーパーで大城とともに、首位タイに立った。
「フィリピンには、宝塚GCのようなコースでラウンドしたことがなくて。左足下がりのセカンドショットを打つことがないので、とても難しかった」と話すが、「バーディチャンスを3つは外している」と、あわよくば単独首位も狙えたと言いたげな表情でこの日のラウンドを振り返る。
「今年の目標は、日本女子オープンに出場すること」と公言する池田。それをクリアするためには、クオリファイングラウンドで3位までに入るか、マッチプレーでベスト8に残ることが必要となる。その目標も明日には達成できそうなプレー振りだった。
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