2度目の日本女子アマ出場で初のマッチプレー進出を果たした中尾春陽(ナパラG一本松)。1回戦は、メダリストに輝いた池田智廣(フィリピン)との対戦となった。
関西女子アマでも同じ組でプレーしたこともある相手だけに、池田の実力は充分知っている中での、戦いは、6番までで2つのリードを奪われる厳しい展開となった。しかし、7番で池田のミスから初めてホールを獲ると、続く8番では12メートルのバーディパットをねじ込んでオールスクウェアに持ち込み、その勢いのまま9番も奪取。前半を1upのリードで終える。
メダリストを退ける大金星をあげるかと期待されたが、10番で池田がオールスクウェアに戻すと、その後
はズルズルとリードを広げられ、4and3で1回戦敗退となってしまった。「前半はいいペースでプレーできていたのですが、10番で取り返されてからは、パーセーブも難しくなってしまって…もったいないミスも多くて、自滅ですね。本当にきつかった」と、疲れた表情で話す中尾。
初めてのマッチプレーに「目の前の相手との駆け引きは、やりづらかったし難しかったです」と唇を噛むが、「この経験は、絶対に来年に生かしたい」と、雪辱を誓っていた。
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