1回戦の高田莉花(東北高校)との対戦で、6and5と危なげなく勝利を収めた堀奈津佳(徳島)。2回戦は、東浩子(津山)とのマッチアップとなった。前半、堀は「1回戦のときは、ショットもパットも好調だったのに、2回戦では、どちらも思い通りにいかなくて…」自滅の形で3downのリードを奪われる。
「前半で本当に相手に楽なプレーをさせてしまった」と、よもやの大量リードに焦りを感じたというが、そこは昨年大会ベスト16で日本代表として世界女子アマにも出場した経験から、徐々に自分のペースを取り戻し始める。12番で東が3パットのミスで差を縮めると、15番を取り返して1downで迎えた17番。このホール、2
メートルのバーディパットは、「凄く右に切れるライン。強気に打って1カップは切れるかなと…」いう読みどおりのラインで見事に決まり、オールスクウェアに持ち込んだ。その勢いで迎えた最終18ホールで、ラフからのセカンドショットをピン手前2メートルにつけ、ど真ん中からねじ込み逆転勝利。
堀は、日本女子アマの自己最高順位であったベスト16を上回ったことになるが、全く満足している様子は見えない。「今日のマッチでは、自分のミスがそのままボギーに繋がってしまった。明日は、最後まで自分の納得いくプレーをしたい」そうすれば、目標の優勝という2文字が見えてくる。
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