優勝候補の一角に挙げられていた香妻琴乃(宮崎レイクサイド)、柏原明日架(宮崎大淀)が、2回戦で相次いで姿を消した。香妻は14番までに2アップしながらの逆転負け、柏原は佐伯珠音と一進一退のゲームを続けた後終盤で押し切られての敗戦だった。
172センチと大型中学生の佐藤耀穂との対戦となった香妻の2回戦。14番までは2アップの香妻ペースと思われたが、続く15、16番で香妻が落としてオールスクェアに。それでも、まだ流れは香妻にあった。続く17番を佐藤の3パットで再びリードを奪う。ドーミーホールとなった18番は佐藤のバーディーで追いつかれ、エキストラホールへと進んだ。
ここで、香妻に痛恨のミ
スが出てしまった。ドライバーショットをプッシュアウトして右OBゾーンに打ち込んでしまったのだ。このホールをダブルボギーとして、佐藤に逆転勝利をプレゼントする格好になった。
柏原の2回戦の相手は、同じ高校1年生の佐伯だった。ふたりは同学年であるばかりでなく、同じ九州(柏原は宮崎、佐伯は福岡)で中学時代から九州ジュニアや九州女子アマで戦ってきた顔馴染みでもある。
ゲームは9番ホール柏原が落として1ダウン。さらに14、15番も落として3ダウンとなった。16番でひとつ取り返したもののドーミーホールは続き、17番を分けての敗戦となった。
昨年大会のランナーアップから今大会は「もうひとつ上」と優勝を狙っていた柏原だったが、ベスト16止まりに終わった。
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