2度目の日本女子アマでマッチプレー進出の佐伯珠音(ミッションバレー)は、ベスト8入りを賭けた2回戦で同じ九州の柏原明日架との対戦を一進一退の接戦の末に制して、準々決勝進出を決めた。
柏原がリードを奪うと佐伯が奪い返し、佐伯がリードを奪うと柏原が追いつくというマッチプレーの魅力に溢れた攻防は、前半を終えて佐伯が1upのリード。後半は、ともにホールを分ける緊張感に包まれた展開のまま迎えた14番。
このホールで1メートルのバーディを決めた佐伯が2upとリードを広げ、柏原をよりきった。「14番のバーディは、気分的に楽になりました」と、行き詰る攻防を制した佐伯。柏原とは、九州の大会でも顔を合
わせる友人関係でもあるが、現在のところ女子ナショナルチームメンバーにも名を連ねる柏原が実績の面でも上回っている。
「もちろん、柏原さんのことはよく知っていますし、ナショナルチームのメンバーだから強いこともわかっている」だからこそ、負けたくないマッチだった。「マッチプレーは初めての経験ですが、自分のプレースタイルや性格には合っている。ひとつでも上にいきたい」と話す佐伯の準々決勝の対戦相手は、中学3年生の佐藤耀穂(太平洋アソシエイツ佐野ヒルクレスト)。高校1年生と中学3年生の対決にも注目が集まる。
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